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2023.07.15
コンピューターで本を作る?←イエス
「コンピューターで本を作る?←イエス」
私が入社した当時の会社案内の表紙にはデカデカと上記のタイトルが掲載されていました。
当時は「電算写植」と呼ばれ、パソコンを使いSAPCOL(サプコール)と言われる特殊な組版言語を使用し文字組版をしていました。出力をする際は作成した文字組版の情報をフロッピーディスクに入れて特殊な機械にフロッピーディスクを差し処理をしてから出力するという、一手間も二手間もかかる作業でした。
手動写植機と言われるとても大きな機械も当時は現存で、文字盤の文字を1文字ずつ選びレンズで撮影して文章を作っていました。文字撮影をするたびに「ガチャン!ガチャン!」と大きな音が会社に響き渡っていたものです。
私が入社した時に会社として初めてDTPで制作することになりMacintosh(現在はMacの名称)が導入されました。DTPの制作担当者に選任され、使用するアプリケーション(QuarkXPress・Illustrator・Photoshop)のマニュアルを5冊も渡されました。
当時のMacintoshはとても高額で、現在に比べて処理も遅く、多くの文字・画像を使用したデータを保存するだけで長時間掛かるということがよくありました。フリーズすることも多く数時間作業したものが台無しになることもあり、そのたびに社内に阿鼻叫喚する社員の声が響き渡っていました。
その後、Macintoshは徐々にハイスペックになっていき、WindowsでもDTPができるようになり、アプリケーションや作業環境も充実してDTPの作業も今では快適になりました。
現在も様々な環境の変化があり便利になっていく反面、いろいろ考えていかなければならないことも増えました。今後も時代の変化に対応しながら社員一同切磋琢磨して頑張っていきたいと思います!!
この記事を書いたヒト
とあるDTPオペレーター
とあるDTPオペレーター
1972年生まれ。埼玉県出身。
趣味はサバゲー・スポーツ全般でやることも観戦も大好きだがやるのは体力の限界の為引退。ほぼ観戦専門。元スロカス。