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2023.09.15

たかがバナー されどバナー

たかがバナー されどバナー

前回更新のブログがバナーの内容だったのでもう少し掘り下げたお話を一つ。

 

 バナーの誕生は1994年にアメリカのAT&Tという電気通信会社によるものだったようです。

デザインは、黒い長細い四角の中にカラフルな文字で「Have you ever clicked your mouse right HERE?」→YOU WILLと書かれているものでした。興味がある方は検索してみてください。今のバナーと比べると非常にシンプルなデザインです。

初めてこれを見た人類はこぞってクリックしたことでしょう。(笑)

 

私も初めてパソコンでYahoo!を見た時はバナーをがむしゃらにクリックしまくっていた記憶があります。ですが、イヤと言うほど目にするようになった今では、画面上に表示されているのに脳が勝手に遮断してしまい目に入らないようになっている気がします。(笑)

この記事を書きながら、慣れというものはイヤだと思うと同時に、初めて目にするもののインパクトはやはり物凄いものがあるんだと再認識しています。

 

話が逸れてしまいましたが当社ではバナーデザインも業務としております。

画面上に表示される限られた枠の中で、それぞれの企業が宣伝したい商品をPRする熱いエリアです。訴求力の高い写真、訴求力のあるコピー、そして時には破壊力抜群なプライスをもって千差万別のアピールをします。企業側は売りたい商品をアピールするわけですからアレもコレも掲載したいわけです。ただ画面上の限られた小さなスペースで、しかもバナーが氾濫している中でこまごま・ごちゃごちゃしたビジュアルがあっても読み手側にはなかなか読み込んでいただけないのが現実です。極端な話、真っ赤な正方形に黄色の文字で「〇〇が〇〇円!」くらいシンプルな方が目に入ることでしょう。ここが広告主と作り手の乖離ポイントでもあります。

 

この折衷的なところをうまく抜けられるものにアニメーションバナーというものがあります。

最近ではよく見るようになりましたが、これも出始めた頃は「ついにバナーも動画になったか!」と新鮮な思いがしました。

 

 アニメーションバナーの利点として『動き方によっては物凄くインパクトのあるものになる』

そして『シーンを切り替えることによって、伝えたいことをいくつも掲載できる』というところがあります。限られたスペースにあれもこれも効果的にアピールできるんです。

先程お話しした広告主と作り手の乖離ポイントを見事に解決できています。

弊社では効果的なアニメーションデザインから掲載内容の編集まで対応しております。

 

 

デジタルについて色々書きましたが、現代は新聞購読率の低下とともに景気低迷から来る企業の広告費削減などによる折込チラシの減少が著しいです。(かく言う私も新聞はとっていないです・・・)

仕事がらディスプレー越しにデジタルなことばかりしているので、ふとしたタイミングで折込チラシなど見かけるとついつい手にしてしまいます。スマートフォンから取り入れる情報よりも実際に手に取って、手でめくりながら読む紙媒体は情報の入ってくる感覚が少し違う気がします。何かこう、ダイレクトに頭に入ってくるような感覚です。紙媒体はやはり大切だと思います。

この記事を書いたヒト

週末だけサーファー

週末だけサーファー

某大手小売店のチラシ制作ADとして荒波に揉まれ、良いものを消費者にいかに響かせるかを考え続けた十数年間。

日々の思考回路は週末の波乗りでリセットを狙うも千葉の波に揉まれるチャレンジャーおじさん。